子どもが実感するやまびこ ― その1 ―
卒園を前にした2月、年長あいりちゃんは、「巻物を持って来たよ。これはね、やまびこ幼稚園がいっぱいつまっているの」と、巻物状になっていた手紙をくれました。
あいりちゃんは、実験が大好きな子どもです。
「甘柿の渋味がぬけて本当に食べ頃になる時期を調べる実験」や「渋柿で柿ジュースをつくる実験」など園の自然環境をフルに生かして次々とやりたい実験を楽しんできました。
そのどれ1つをとっても中途にせず、成果が上がるまで集中し、努力を積み重ねてきました。
時には「本当に実験をしたいなら、どのような方法でやるのか。又、どのような道具や材料が必用なのか。をわかるように書いてきて。」と課題を出すこともありました。下記がその1例です。
このようにして、「考えたことを計画し、実践に移しながら、試行錯誤を繰り返しては完成の喜び」をたくさん味わってきました。
この実感が手紙の中の1から8項目に織り込まれていました。
実はこの8項目の気持ちは、あいりちゃんのみではなく、他の全ての子ども達の気持ちであることを感じています。
どの子ども達も「自分の力で考え、行動し、努力し、充実感」を味わっていたからです。あいりちゃんは、それを巧みにことばにしてくれました。
平成21年度生のやまびこで感じた事を8ヶ条にまとめたものです。
1.負けないことはやるしかない!
2.成功したらほめること。
3.他人をにくまずに生きよう。
4.みんなおだやかに生きよう。
〜うらぎらずに生きよう。
5.勇気のない子にいいことを話そう。
6.皆は考えて、自分のことを言う。
7.自分のことを、意見に出そう。
8.自由にしないで他人の言うことを聞こう。
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